(仮訳)ブラジル、ペルナンブーコ州産の新種Craterellus niger
Sá, MCA. et al., 2014. Craterellus niger (Cantharellaceae, Cantharellales, Basidiomycota): a new species from Pernambuco, Brazil. Nova Hedwigia. … Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/schweiz/novh/2014/00000099/F0020003/art00014 [Accessed May 2, 2015].
【R3-01787】2015/05/02投稿

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3行まとめ

ブラジル、ペルナンブーコ州で採集された菌を検討し、Craterellus nigerとして新種記載した。
本種は子実体が黒色で、子実層面が帯灰青色で平滑、担子器が6胞子性であることなどで特徴づけられた。
本種は子実体の全ての部位に僅かに厚壁の菌糸要素を含むことでも特徴づけられた。
Brazil, Pernambuco, Igarassu, Refúgio Ecológico Charles Darwin

(新種)

Craterellus niger Sá, F.G.B.Pinheiro & Wartchow
語源…黒い(子実体の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Craterellus atratoides
子実体に顕著な傘と柄を有する
傘中央部が孔状に窪まない
子実層面が青灰色を帯びる
本種と異なりブラジルではなくガイアナに分布する
本種と異なり傘が黒色ではなくより淡色の暗灰褐色
本種と異なり柄が黒色ではなくより淡色の暗灰褐色
本種より担子器が長い
本種と異なり担子器が6胞子性ではなく(2-)3-5胞子性
本種より担子胞子が長い
Craterellus atratus
ブラジルに分布する
子実体のサイズが類似している
本種と異なりブラジルのみではなくガイアナおよび熱帯アジアにも分布する
本種と異なり傘が黒色ではなく褐色
本種と異なり子実層面が帯青灰色ではなく淡灰色~灰色でのちに色褪せる
本種より担子胞子のサイズが大きい